父がICU(集中治療室)からCCU(心臓専門治療室)に移り、 ほんの少しほっとしたのも束の間、 手術した左足が再び壊死してきたらしく、 再手術の連絡。 少し安堵すると、 また「覚悟」が必要な連絡が入る。 この繰り返しの日々。 ゴールが見えない日々が続くのは、きついもので、 父の状態もはっきりとわからないことも、なかなか苦しい。...
夫が大量に折ってくれて、娘と息子がGW に仕上げてくれた千羽鶴。 (写真はイメージ写真で、本物は、写真を撮る心の余裕もなく病院へ) 近所の神社へ通う日々。 祈ることしかできなかっただけですが、 届いてくれたのかもしれません。 父が、心筋梗塞で入院・手術したときから、1か月半。...
父がICUで治療し続ける日々の中、 父が目覚めてくれるかどうか、命をつないでくれるのかどうか、 祈り続けるとともに、 心配だったのが母の心の状態。 うつ病の再発。 ずっと父だけを見てきた母。 30年前にうつ病を発病した時も、 「お父さんお父さん」と、父を探し続けていた母。 父が眠り続けて、3週間。 その間、愛知と北九州を行き来しながら、...
久しぶりに訪れた父の部屋には、去年の夏にはなかった机が登場していて、 「大人の塗り絵」をしていたことを初めて知りました。 正座して、「かがむのがきつい」と言っていたことを思い出します。 だから、できるだけ、身体をまっすぐでいられるように、机を購入したのでしょう。 それぐらい、かなり息苦しい状態であったことは、常に言っていたのに、...
存在というのはプロセスなのだと、 論理学者の頼住氏が、道元の教えの中で、 語っていらっしゃった言葉が、 舞う花びらの中を歩きながら、 川面に流れる花びらを眺めながら、 浮かんできました。 大いなる全体の中の一部なのだという感覚。 常に、流れて、変化していく過程を味わっていく。 一瞬一瞬に起きる奇跡に、出会っていく。...
息子の大学の卒業式がありました。 彼は大学院に進むのですが、 これまでの仲間全員が揃う、学部の卒業式。 母は・・・出席するか否か。息子に聞くと、 「どっちでもいいけど」 正直、見たい!!! 「来たって、相手できんよ」 ・・・・・。 招かれてはいないようです。 それでも、 コロナで全然息子のところに行けていないし・・...
心の問題は、時代によって変化してきています。 社会の課題とともに。 以前は、個としての自分であり、 自分と向き合っていたから起きていた心の問題。 今は、個と集団、内と外などの境界線がだんだんなくなってきているため、 変化してきています。 家と社会の境界線もあいまいになってきていて、 私たちを取り巻く環境はここ十数年でガラリと変わっています。...
日本の心理学者であり、教育学者の河合隼雄氏の名前を、 知らない人はいないのではないでしょうか。 私も多くの本を読みました。 カウンセリングを中心としていた頃は、 クライエントさんとのやり取りに悩むと、 常に本を読み返しました。 河合隼雄氏の京大最後の講義が 「コンステレーションについて」 だと、友人が教えてくれました。 最後の最後のセレクト。...
無農薬の春キャベツが、最近、やってきます。 夫が、友人たちと畑をつくりはじめて2年目。 週末ひとつずつ収穫してきてくれるのですが、 想像以上の柔らかさと甘さに、心底感動してます。 土作りにもこだわって、(PH値も計ったらしい) ベストな時期に肥料をあげて、 休みの度に出かけて世話をしていた成果でしょう。...
「べてるの家の当事者研究」に参加してきました。 午前中は、八幡東教会で、 統合失調症などの症状を抱える当事者の方々と 長年研究を続けてこられた「べてるの家」の向谷地氏の 講演を聴きました。 長い月日を様々な症状を持つ方々と歩んでこられた、 その重みがずっしりと伝わってきて、震えました。 ファミリーコンステレーションでの大事にしている部分と、...