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植物からのメッセージ

 

5月に満開の花を楽しませてくれたモッコウ薔薇。

とても元気いっぱいだったのに、

花を終えたあと、

 

 

気づいたら、葉っぱが白くなっていて、

病気になっていたのです。

 

うどん粉病というそうです。

 

考えられる原因は2つ。

 

1つめは、肥料の与えすぎ。

 

GW中のステイホームの間、

夫が庭に4つもの花壇を作ったのですが、

 

そのうち2つは、家庭菜園用なので、

凝り性の夫は、

たっぷりの肥料を混ぜ合わせて、

土づくりにもこだわったのです。

 

その残りの肥料を、

咲き終わったモッコウ薔薇たちの根元にも

与えたのですが、

 

どうも、それがまずかった。

 

その肥料のひとつ、窒素肥料。

植物の成長に最も重要な要素のひとつ。

 

 

しかし、窒素肥料を多く施肥しすぎるど、

うどん粉病のスクを高め、

それを与え続ければ、植物は軟弱化するのだそうです。

 

2つめの原因は、「密」状態。

 

咲き終わったモッコウ薔薇の枝葉を剪定し、

支柱をいくつも追加して、縛って整えたのです。

 

「このツルはモンスターだから、

ほっとくとどこまでも伸びていって、大変なことになる!」

からと。

 

 

カットして、できるだけまとめてくくりつけ、整えたため、

わしゃわしゃしモサモサしていた状態から、

見た目はすっきりしたのですが、

枝葉も茎も、息苦しかったのでしょう。

 

密になり、風通しも悪くなると

病気発生のリスクが高まるそうです。

(最近繰り返しきく台詞)

 

まるで、メッセージをもらっているかのようです。

 

良かれと思って与えた栄養も

与えすぎや、その人の体質に合っていなければ

病気のもとになるし、

与え続ければ軟弱化する。

 

見た目をきれいに整えようと

縛り付けたり、

 

自由にさせてたら好き勝手するからと

進む方向性を無理やり決め、

心や環境の「密」状態が続いたら、

 

風通しが悪くなり、病気になる。

 

 

まさに、

子育てのようであり

夫婦関係・恋人関係のようであり

身近にある人間関係のようでもあり

組織内の人間関係のようでもあり。

 

 

思い込みや、無知は怖い。

 

与えるほうは、良かれと信じ込んでいるからこそ、

間違いに気づきにくい。

 

だからこそ、もし気づくことができたなら、

大きなチャンス。

 

 

 

気づけたなら、

対策をとればいいのだから。

 

病んだ部分をカットし、

薬をふりかけ、

 

茎やツルの縛り付けたところを解き放ち、

 

支柱の位置も変え、

支える程度にしたら、

 

もっこう薔薇の葉っぱたちの表情が

いきいきと蘇っていくように見えます。

 

ひと安心です。

 

 

ついでに、砂で顔を拭き、

どろだらけになっている、ワンコも

元気いっぱい、楽しそうです。。。。。^^;

 

植物も生き物も、育てるのって、

難しいし、大変。

 

それでも、生きている存在だからこそ、

多くを気づかせてくれて、

世界を広げてくれて、

多くの感動ももらえるのでしょうね。